雑誌「鉄道ジャーナル」2018年4月号(2018年2月21日発売)から、連載「ミルクを飲みに行きませんか 知られざるご当地牛乳の滋味と味わい」が始まりました。

牛乳(と旅と鉄道)をめぐる紀行文を毎月連載していきます。

連載タイトルに思うところのある方は玄人です。
ちょっと裏話ではありますが、タイトルは基本的に編集部側がつけるものでして、ゲラ刷りで初めてタイトルを知り、「!!!」となった次第です。

私が初めて商業誌で文章を書いたのは「鉄道ジャーナル」2011年1月号でした。
目次で「うわ! 載ってる!」としこたま興奮し、さらにビニ本を盗み見るように該当ページを眺めて、また悶絶。
ほんの1頁のコラムだったんですけどね。
ひとつ曲がり角ひとつ間違えたわけではありませんが、迷い道くねくねを経たのち連載という形で戻ってきました。
「次の目標は連載だな」と思っていたところ、こうして前職退職からちょうど1年の節目と重なってしまったのは、なんの因果でしょう。

相変わらず掲載に対する興奮はある一方で最近は少しスレてきてて、「そりゃ書いたら載るわいな」という気持ちがないわけではありません。
しかし先ほど書店で掲載誌を見つけたときは、背中を泡立たせながら爬虫類の手になるというのを久方ぶりに体験しました。

なお、始まって今更なんですけど、連載はかなり大変だということが薄々わかってきてしまいました。
高々十数枚の文章であっても、私にとってはエンドレス餅つきです。
先細りしないように、もっとおもしろいのを書けるように精進したいと思っています。

ご笑覧いただけますと幸甚です。