殺伐とした空気に謎のマイペースをお届けする自分で、また自分の文章でありたいです。
当初は「旅行に行けるようになったうんぬん」みたいなことばかり考えていたのですが、それで現在進行形の今日をおざなりにするのはとても申し訳なく思えてきました。
外出はなるだけせんようにと言われているもの、暦のままに春風を感じることや太陽の傾きで時間を知る楽しさ、そして気ままに思いをめぐらせることは変わらず自由です。
私は文章を書き、それを人様に読んでもらえる機会をいただいているので、ならば、先々のことをどうのこうの言うよりも、今を楽しんでもらえるものをお届けしたく思います。

などと前置きがくそみそに長くなりましたが、4月6日は福井新聞連載「乗り鉄・蜂谷のいつもリュックに時刻表」の掲載日です。
今回のテーマは「定期券」で、高校生時代の思い出なんかを書いています。
本当は全国の人に読んでいただきたいのですが、残念ながら福井新聞購読者限定です。
福井の皆さま、一服の涼として楽しんでいただけたら嬉しいです!

最後に一つだけしみしみした気持ちを。
福井は、新幹線で3時間半で、鈍行列車、すなわち心の距離は12時間です。今はとても遠い場所に思えます。
ただ、そんな遠いところにいる人たちに自分の文章を読んでもらえるのは、本当に嬉しくありがたいことです。
帰れないとわかると帰りたくなるのが故郷という場所で、私にとって唯一無二です。