1月21日発売「鉄道ジャーナル」3月号の特集は「列車の旅を愉しむ」です。
今回は特集内の記事として「車窓の愉しみ 六人六色と一人 車窓は、スマホよりおもしろい」を書きました。タイトルの由来は記事をご覧いただければすぐわかります。
6人の方に「車窓」というテーマでインタビューしました。同じテーマなのに皆さん仰ることがぜんぜん違う!
ちなみにインタビューさせていただいたのは以下の皆さまです。
・ 山田亮さん(鉄道研究家)
・ 田中比呂之さん(鉄道編集者)
・ 高田京子さん(旅行ライター)
・ 鈴木さちこさん(イラストレーター)
・ 森川和重さん(MRO「有限会社タニカワ旅行社」のタニカワ会長)
・ 杉行夫さん(けむりプロ)
旅とか鉄道をテーマにしたインタビューだと、顔ぶれがなんとなく「お約束」みたいになるのですが、全然そんなことないつもりです。
もしかしたら「ジャーナルっぽくないメンツだ」と思われるかもしれません。
たくさんお話を伺うのは楽しかったですが、そのあとの文字起こしはとんでもないことになりました。
原稿自体は年内に書き上げて、その後は帰省したり、台湾行ったり、信越行ったりとふらふらしています。
そのなかで改めて「では、私にとって車窓とは」と考えました。私にとっては車窓は、物理的な「窓」だから意味があるのかもしれません。
旅先の列車に限らず、ふだんの列車でもいつもの駅を通り過ぎた先には自分にとっての非日常がある一方、乗り合わせた人にとってはそれが日常で。
その目に見えない境界線を、窓が示している気がします。そこにうつすのは、近くに見えながらも決して私には触れることのできない生活を。
いつもの連載「読書日記」も快調です!
よろしくお願いします。